同窓会会報白灯 第13号-高校生の近況

2012年度ホームルーム合宿

 一年生 R.K

 

 五月二十八日から三泊四日、私たち一、二年生は長野県へホームルーム合宿に行ってきました。私は一年生なので、ここでは四日間の一年生の行事について振り返ろうと思います。

 まず、一日目は樹海探検と飯盒炊爨を行いました。樹海探検は、みんなで静かな森の中や蝙蝠洞窟の中を歩きました。ガイドさんのわかりやすい解説のおかげで、樹海の自然についてたくさんのことを学びました。また、飯盒炊爨では班員みんなで協力して、カレーを作りました。自分たちが頑張って作ったカレーはとてもおいしかったです。

 二日目には、ハイキングと合唱コンクールがありました。ハイキングは本当に過酷で、山登りのようでした。みんなで登りきることができ、とても嬉しかったです。今回で第十回となる合唱コンクールでは、どのクラスも一丸となって素晴らしい歌声を披露しました。発表のすべてが、努力の成果が十分に発揮されたものだったと思います。一年生の合唱も気持ちの伝わってくるような素晴らしいものでしたが、二年生の合唱は技術的なレベルも高く、響きわたる歌声に会場中が圧倒されてしまいました。

 三日目は体力テスト、球技大会、大縄飛び、綱引きと、盛りだくさんの一日でした。昨日のハイキングの疲れもあり、みんな辛そうでしたがそれでもプレーも応援も、全力で行えたと思います。ここでもやはり、二年生の圧倒的な強さを感じました。どの種目のどのチームも、勝利に向かって全力で取り組んでいて、とてもいい雰囲気だったと思います。

四日目にも球技大会を行いました。昨日の結果を踏まえた、決勝戦が主な内容です。順位に直接結びつく戦いだったからか、さらに熱のこもった様子がいたるところで見られました。その勝ちにこだわる姿勢はとても印象的でした。同じ目標のために頑張る中で、集団としての絆も深まったと思います。

 この合宿を通して、参加した誰もが何かを学び、感じ、成長することが出来たのだと思います。また、クラス、学年の絆も確実に深まりました。ここで得たことや発見を、それぞれが自分の生活にどう反映させていくかが、大切なのだと思います。普段の生活の中で、このホームルーム合宿の成果を存分に生かしていきたいです。

「青は愛より出でて 愛より青し」ー後楽祭報告

2年生 M.K

 

 今年のスローガンには、「青春は仲間によって作り出されるものだから、その仲間とともに協力してますます青春しよう!」という意味が込められています。また、今年のイメージカラーである中大高ブルーにちなんで決めました。

 今年の目標は“みんなが楽しめる文化祭”でした。皆にいろいろな分野で頑張ってもらい、楽しんでもらおうと、クラスステージでは部門賞を設け、クラス紹介やマスコットにも投票をしてもらいました。投票方法には反省点もたくさんありますが、それによって各クラスの個性がより強く発揮されて良かったなと思います。

 私は面倒くさいことは嫌いです。だから、必要がないと判断した集まりはなるべく省き、簡潔にしたいと考えていました。でも、そのせいで連絡不足になってしまったり、不安な思いをさせてしまったりすることもあり、自分の無力さを痛感して本当に嫌でした。そんなときに、いろいろな人が助けてくれて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 そうして迎えた、一日目…各クラスのステージ発表。一年生は元気で団結力のあるダンスステージ、二年生は各クラスの個性がフルに出たステージ、三年生は貫録のある楽しいステージ。一気に文化祭モ―ドに突入しました。今年初の企画「クラスTシャツファッションショー」も各クラスのテーマに合っていて、とても盛り上がりました。

 二日目…クラスで部活で、皆さんてんやわんやの忙しさだったと思います。十分に自分の時間が持てなかった人もたくさんいたかもしれません。でも、回れなかったからって“楽しくなかった”と思った人はいないはずです。仲間とする準備や仕事のどこかで楽しいと感じたと思います。皆さんの頑張りのおかげで今年は2000人もの人に来場していただけました。

 何もできなかった私ですが、「楽しかったよ」と声をかけてもらえた時は本当に嬉しかったです。協力して下さった皆さん、助けて下さった先生方、本当にありがとうございました!!!

北海道旅行

修学旅行委員長 第65回生 H.K

 

 僕たちは修学旅行で北海道に行った。朝早く羽田空港に集合した。みんなの様子を見る限り相当興奮しているようだ。もちろん僕もそのうちの一人だった。こうして修学旅行が始まってしまうと本当にあっという間だった。飛行機に乗る前先生の話なんてまともに頭の中に入ってこなかった。僕らの心はすでに北海道だったからだ。各々が北海道での自由時間に何をするのか何を食べるのかについて目を輝かせて話していた。いざ飛行機に乗り込むとみんなのテンションは最高潮。静かにしている人なんて誰もいなかった。飛行機の中だけで体力を使い切ってしまうのではないかと心配になるぐらいみんなはしゃいでいた。ついに北海道上陸。みんなのテンションはさらに上がっているように思えた。北海道はかなり広いためバスでの移動時間が長い。窓から見える景色は絶景だった。どの教科の先生からもこの学年は明るいといわれている。そのためかやはりバスの中は騒がしかった。今振り返るとなんであんなにくだらないことであんなに笑っていたのだろうと思うがこれもまたいい思い出だ。これもすべて「修学旅行のテンション」のせいであろう。

 初日は旭山動物園に行き自由に動物を見て回り、富良野へ向かった。二日目は富良野のラベンダー畑に行った。その後札幌のハイジ牧場に行ってジャムや生キャラメルを作ったりする体験学習やいろいろな動物と触れ合ったりした。夜ごはんにはジンギスカンを食べた。三日目は自主研修として札幌・小樽をグループごとに計画を立てて回った。四日目はラフティングをした。そして夜になると函館山の夜景を見に行った。北海道ならではの大自然に直接触れ合うことのできたラフティングは生徒のみならず先生も大はしゃぎだった。そして最終日は函館で自主研修だった。最終日になり、空港に向かうにつれて「戻りたくない。」そんな声が聞こえてきた。そのような言葉を聞いたとき修学旅行委員として今までやってきて本当に良かったなと思った。

 この五日間で東京にいては学ぶことのできないことをそれぞれが学ぶことができたと思う。そしてそれは最高の思い出になっているだろう。

一日目  旭川到着、旭山動物園

     富良野到着

二日目  富良野ラベンダー畑、ハイジ牧場

     札幌到着、ジンギスカン

三日目  札幌・小樽自主研修

四日目  ニセコ到着、ラフティング、サイクリング

     函館到着、五稜郭タワー、函館山

五日目  函館自主研修

新2号館について

1年生 R.I 

 

 新2号館には高校体育館(それまでは大学の体育館を主に使用していました。)、更衣室、教室があります。1つ1つ紹介したいと思います。

 

☆高校体育館

 高校体育館は、バスケットコート1面分と小さなステージがあります。小さなステージがあるおかげで、始業式・終業式・文化祭の閉会式等々を大学まで移動せずに行えます。また、より有意義に体育の授業を受けられるようになりました。

 

☆更衣室

 高校体育館のすぐ近くにある更衣室は、荷物が置ける大きな棚や鏡もあり、とても便利です。移動もスムーズにできるので、時間の短縮が可能になり、授業に遅刻する心配が減りました。

 

☆教室

 とても綺麗です。0限目にある英検特別講習・フランス、中国語の講習、日曜日にある簿記検定の講習、その他委員会や生徒会の集まりなど、様々な場面で活用しています。

 

 新2号館はとても新しく綺麗で、様々な用途で使われ、活躍しています。是非皆さんも新2号館の良い所を見つけてみて下さい。

「優勝旗の始まり」ー体育祭報告

体育祭実行委員長 第65回生 N.K

 

 第八十四回の今年の体育祭から初めて優勝旗を取り入れることになりました。今までは総合優勝チームには小さなトロフィーが授与されていましたが、今年からは大きな優勝旗が授与されるようになりました。その優勝旗のデザインなどを全て実行委員に任されました。一からやるということもあって、とても責任重大でした。ですが三年生の実行委員で力を合わせたことで、無事完成させることができました。僕自身優勝旗にはとても思い入れがあったので、完成した優勝旗を見たときはすごく嬉しかったです。

 実行委員の仕事には他にもルールや種目決め、プログラム作り、道具の準備、応援団投票の準備などがあり、これらの仕事を役割分担して行いました。ルール決めは去年の反省点を活かして、話し合って決めるようにしていきました。具体的には、三年生の学年種目である「矢切りの渡し」という競技で上を走るのを今までの一人から男女一人ずつに変更しました。他にも、応援団の投票を発表と団旗に分け、投票方法をそれぞれペットボトルのキャップから用紙とリボンに変更しました。今まであったルールを去年から多く変えて、中大高体育祭の進化を目指しました。

 今年の体育祭は二日目が雨の予報で、多くの団体種目や応援団の発表が一日目に回されました。一日目の九月二七日は晴れで、団体種目ばかりだったのでほとんどの競技に出場して大変だったという人もいたと思います。応援団の発表は毎年大人気で、今年もすごい熱気でした。優勝したA組の発表はアクロバティックなパフォーマンスで多くの人に感動を与えたのだと思います。二日目の二八日は雨の予報でしたが、実際は晴れたので変更していた個人種目などを行いました。今年も準備期間が短く、学年種目や応援団練習が大変だったと思いますが、二日間とも天気に恵まれて最高の体育祭が迎えらました。

 総合優勝したD組に優勝旗が授与され、やっと優勝旗に歴史が刻まれました。優勝旗が授与された時は、本当に嬉しかったです。まだ一年分しか歴史がないので、これからの中大高生にこの優勝旗に多くの歴史を刻んでいって欲しいです。そして来年度の実行委員には、今年の反省点を活かして中大高体育祭をさらに進化させていって欲しいと思います。

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